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電源不良によるHDD基板障害

電源不良によるHDD基板障害

得意先より、朝、突然にデスクトップPCの電源が入らなくなったとのご相談。

PC本体は数ヶ月前に弊社にて組み立てたものです。
念のため、電源ケーブルや周辺機器の差し込みを確認していただきますが、
特に問題はなさそうです。

ご相談の内容から、電源ユニットに障害が発生した可能性が高いと推測し訪問します。

現地訪問の結果、電源投入後も一切の挙動がないことから、
一旦PCをあずかり、電源を交換することにします。

直近データのバックアップが無いようですから、
電源の交換に時間がかかるときは、HDDからデータを吸い出して、
他のPCで作業が継続できるようにすることを確認し訪問先を後にします。

予想通り、障害の原因は電源でしたから、パーツを交換してこちらは短時間で復旧しました。

但し、問題はHDD。
電源復旧後もHDDから起動しません。
他のPCへUSB経由で接続してみると、モーターの駆動音も無く一切の動作がありません。

画像の説明

HDDの基板を確認すると、ショートした跡と一部のROMが燃焼したように見えます。

画像の説明

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どうも、障害発生時に過電流がHDDへ流れたようです。

この状態ではデータを抜き出すことが出来ませんから、
得意先と相談し、専門の業者へ依頼することにします。

専門の業者であれば様々なノウハウの元、データの復旧が可能との期待を寄せて連絡を待ちます。

数日後、予想外ですがデータ復旧不可の連絡。

内容を聞くと、最近のHDDはファームの容量が大きく、
最低限をROMが持ち、残りはHDDから読み込むようです。

※HDD基板に障害があるときでも、このROMを他の基板へ移植したり、
ROMデータを吸い出して他のROMへ書き込むことでHDDデータを復旧するようです。

そして、このROMデータとHDDが紐付けされていることから、今回のようにROMが燃焼してROM内データを吸い出すことができない状態ではHDDデータの復旧は不可とのことでした。

PCに関する障害の中で、今回のような障害は比較的少ないのですが、それでも現実に起こりました。

改めて、必要データをこまめにバックアップする基本を忘れないようする必要があります。

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