情報通信機器 運用 保守 管理

SATA動作モードによるブルースクリーンエラー

SATA動作モードによるブルースクリーンエラー

お客様
『今朝、PCを起ち上げたところ一瞬ブルースクリーンが表示され再起動します。』


『セーフモードやセーフモードとネットワークでは起動できないでしょうか?。
 セーフモードとネットワークで起動できればこちらからリモートで確認することもできますが。』

お客様
『ダメです、どちらもブルースクリーンになります。スタートアップ修復も失敗します。』


『そうですか。後はシステムの復元を実行して上手くいかなければリカバリイメージから
 購入時の状態に戻すことも考えなければいけません。
 まだ新しいPCですが何らかのハード障害の可能性もゼロではありません。』

お客様
『分かりました、預けますのでよろしくお願いします。』

このようなやり取りの後、問題のPCをお預かりしました。
PCは3ヶ月程前に3Dアプリの動作希望から、自作系パーツを使用し弊社にて組み立てたものです。

OS:Win7 HomePremium
M/B:ASUS P8H-77V BIOS:1603

お預かりして確認すると、確かに起動時にブルースクーリンエラーが表示されていますが、
システムが高速なこともありエラー内容を判読することができません。

スタートアップの修復に失敗していることから、システムファイル破損の可能性を考えましたが、
まずはF8起動によるシステムの復元を実行します。

しかし、複数あった復元ポイントのいずれを使用しても最終処理で 0x80070057 のエラーが表示され復元に失敗します。

運用後、多少なりとも環境が変わっていますから、出来る限りリカバリは避けたいところです。Win7ではWinXPの頃のように上書きインストールができなくなっているので、
リカバリを想定し念のためHDD内データを退避します。

その後もBIOSの確認や基本的なメモリテストなどハードウェアのチェックをおこないましたが問題はなさそうです。

やはりリカバリを実行するしかないと考え、専用アプリをCDから起動し、
PC組み立て時に弊社で作成したリカバリイメージを用意します。

ところが、ここでおかしなことが起きました。リカバリソフトが内蔵HDDを見つけられないのです。

事前にBIOSで内蔵HDDの認識やboot順位なども確認していますし、
そもそもエラーが出るとは言えHDDからは起動しています。
念のため接続しているSATAコネクタの変更をおこないますが変化ありません。

これはマザーボードなどハード障害の可能性もあるかと考えながら、
改めてBIOSの詳細な設定を確認します。

するとここでひとつの事に気が付きました。
SATAの動作モードがIDEになっているのです。
Win7は標準でAHCIドライバを内包していますから、
特別なことが無い限りインストールはAHCIモードでおこないます。

※従来のWinXPではOSインストール時にAHCIドライバを読み込む必要があり、インストール後にSATA動作モードが変更された時はブルースクリーンエラーが発生します。

弊社でOSをインストールしたときはAHCIモードであり、
お客様の属性からBIOS画面を表示したり設定を変更することは考えにくい状況です。

また、作業途中に何度か電源ケーブルの抜き差し、及び電源スイッチ押下による完全放電などもおこなっていますが、システムタイマーが初期化されることもなく、ボタン電池の容量も十分なようです。

しかし、現実にはSATAの動作モードがIDEに変わっており、
これを改めてAHCIへ変更することでOSは正常に起動しました。

自作系マザーボードは機能が豊富ですが(※一般の方はデフォルト設定のまま変更することは少ないでしょうが)機能が豊富な分、バグを抱えたまま市場に供給されることもあり、その後BIOSのアップデートがおこなわれます。
今回も現行の1603から1703へのアップデートがありましたから念のため更新します。

SATAの動作モードがAHCIからIDEにモードに変更されていたことが原因ですが、
なぜ動作モードが変わったかは分かりません。

今回のケースではM/BのSATA動作モードにIDEとAHCIを備え、デフォルト値IDEに対してAHCIに変更したうえで対応OSをインストールした場合に起こりえるトラブルとして留意する必要があります。

画像の説明

画像の説明

画像の説明

powered by HAIK 7.0.2
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional