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ハードディスク データ復旧

ハードディスク データ復旧

得意先よりHDDデータの復旧依頼を受けました。

3年程度使用のノートPC、動作が遅いと感じていたためデフラグを実行したところ、
OSが起動しなくなったそうです。

内蔵HDDを取り外し、作業用PCに外付USBアダプタを使用して接続します。ドライブは認識されドレイブレターも割り当てられますが、開こうとするとフォーマットを要求されファイルシステムを認識できません。また、巡回冗長検査(CRC)エラーも表示されることから不良セクタも発生しているようです。

不良セクタの発生とパーテーション構造が破壊された状態です。この状態ではHDDへのアクセスは不可能ですから、まずは別HDDにクローニングを作成します。正常にクローニングできればデータ領域復旧の可能性はありますが、今回はデフラグを実行していることが原因となり成功率が下がることも考えられます。

不良セクタをスキップしてセクタバイセクタでのクローニングをおこないます。一度目のクローニングは6H程度で終了しましたが、クローニング中のHDDアクセスランプ・クローニングソフトの動作を見ていると違和感を感じます。

クローニング終了後に復旧ソフトを使用しスキャンを実行しますが、若干の断片化ファイルが発見されたのみでフォルダ構造なども見つかりません。クローニングに失敗しているようです。

高温多湿な時期ですから、改めて作業環境などを調整しクローニングをおこないます。今回は12H程度で終了し、クローニング中の動作も問題無さそうです。

スキャンの結果フォルダ構造とファイルを見つけることができました。複数年に渡る数十GBのデータを8H程度かけて復元します。復元後、いくつかのファイルを閲覧し正常であることを確認し完了します。

HDDに不良セクタが発生しているとき、リトライ動作が速度の遅延につながります。これを『PCの動作が遅くなった』と感じデフラグを実行することで障害が拡大します。

今回のケースでは事前にイベントビューアにログが表示されていたと思います。イベントビューアを確認しHDD関するエラーログがあれば速やかにHDDを交換する。これだけで障害が大きくなることを防ぐことができます。

またHDDは壊れることを前提として、定期・不定期でのデータバックアップが当然必要になります。

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