DNSエラー プロバイダ障害【保守】
DNSエラー プロバイダ障害【保守】
早朝より得意先から一報。
「本社の共有は見えるのですが、インターネットにつながりません」
こちらの得意先は本社と工場が離れているため、地元ケーブルTV局のインターネット回線を使い
VPN接続による本社-工場間のファイル共有をおこなっています。
いつもどおり工場のクライアントPCから本社Serverの閲覧は問題ないようですが、
なぜかインターネットのページが開かないそうです。
リモート接続に問題はありません、
確認してみるとたしかにWebページはタイムアウトして開くことができません。
プロバイダ障害の可能性が高いと思い、
こちらの回線からプロバイダのページを見ますが、この時点では障害情報の記載はありません。
VPNやリモート接続が正常なことからも回線は正常なようですから、
DNSによる名前解決に失敗している可能性が高そうです。
一時的にRouterのDNS設定を Google DNS の
プライマリ:8.8.8.8 とセカンダリ:8.8.4.4 に変更します。
予想通りWebページが正常に開くようになりました。
後ほどプロバイダの障害情報には設備機器の故障が掲載されましたから、
これが原因だったようです。
効果はともかく、
DNSの設定は契約プロバイダ以外を指定することが可能です。
復旧後もGoogle DNSのまま運用することは可能ですが、
どちらでも障害発生の可能性はありますから、基本はプロバイダ指定のDNSとし、
障害発生時などの切り分け時にGoogle DNSを使用することにします。